千葉県一宮町で「空き家再生プロジェクト」を行っているカヒインテリアデザインです。
一宮ビーチハウスリノベプロジェクトを通じて、古い家の良いところをお伝えします。
こちらの写真は、屋根裏で屋台骨を支える「梁」という部品です。赤いのは何でしょう?鉄骨なんです。これが屋根を支えているんですが、当物件は主要な梁はすべて250mmのCチャンネルと呼ばれる鉄骨で作っています。
現在と違い、木材の集成材で大きな材料が作れなかった時代、最先端の技術がこのような木造と鉄の部品によるハイブリットな構造だったんです。今ではコストもかかるので、あんまり見られなくなりました。
コスト面では、木材部品のどれを見ても、オーバースペックに見えるほど太いものをふんだんに使用していて、床下の構造などにも湿気に強い木材が使われています。
木材の材料コストが当時と比べると大きく値上がりしている現在では、同じ条件で考えると、莫大な建造費がかかるということになります。はっきり申し上げますと現在の安い家は材料は少ないです。安い理由がこの辺にありますね。その辺も踏まえて住宅を選んでください。
古い家は「いい作り」なのともう一つ「固定資産税がとても安い」んです。
理由は古いから。築年数とともに資産価値は減っていき、固定資産税も安くなるんです。リノベして直してあっても、年式で判断しますので非常に安く抑えられます。
いいことがいっぱいある「古い家」も新たな住宅のカタチです。ぜひ、ご検討ください。