新築に引っ越した後に体調を崩しやすくなったと感じたら、それはシックハウス症候群かもしれません。症状が風邪や花粉症などに似ているため、気づきにくい特徴があります。居住者の健康維持を阻害する問題のある住宅における健康被害の総称とされていて、建材や家具などに含まれる化学物質やカビ、ダニなどが原因とされています。

現代の建築は非常に気密性が高く、化学物質が蓄積しやすい環境になっていることや、徐々に有害な化学物質の濃度が下がっていくことから新築の住宅で発生しやすいとされています。また、新築には24時間換気設備の設置が義務付けられているのですが、騒音や空調を使用した温度管理のために換気口を塞いでしまっていると、シックハウス症候群の危険性が増大してしまいます。

カビやダニの発生を防ぎ、空気の循環によって有害な化学物質を部屋に蓄積させない手段として最も有効なのは定期的に換気することです。また、ワックスにも商品によってシックハウス症候群を引き起こしてしまう化学物質が含まれていることがあるので、呼吸器が弱い方や小さなお子さんがいる家庭ではおすすめできません。もし、床を綺麗に保ちたいと考えているなら、フロアコーティングを施工してはいかがでしょうか。水分の染み込み防止効果のあるフロアコーティングなら、カビやダニの発生も防いでくれます。